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2015年6月 6日 (土曜日)

(『武士の家計簿』の)磯田道史さんが朝日新聞のbeに

★Facebookに書いたんだけど、探しにくくなるのを避けたいので、こっちにもコピーしておきます。

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 (『武士の家計簿』の)磯田道史さんが朝日新聞のbeに登場してます。災害のことをやろうというので、公募に応じて静岡文芸大に移った古文書研究者。

 「8年間教えた茨城大を離れ、浜松に妻子と移り住んだのは2012年春。明応(1498年)、宝永(1707年)、安政(1854年)の大津波に遭い、東海地震の恐れが高いこの地で、災害に関する古文書を全国から集めて研究しようと、静岡文芸大の教員公募に手を挙げた。「必ず次の災害も来る。その時まで、歴史学者として何も行動を起こさなかったらきっと後悔する」。東日本大震災後にこう思ったのは、母が1946年の昭和南海地震に徳島で遭い、裏山に上がって津波から逃れた話を繰り返し聞いて育ったからだ。被災地にも足を運び、学生や浜松市民に「過去に学び、備えよう」と語りかける一方、13年春から1年半、朝日新聞beにコラム「備える歴史学」を連載して災害から生きのびるための知恵を全国に伝えた。」

「(フロントランナー)歴史学者・磯田道史さん 先人の知恵、伝える「町史家」」@朝日新聞デジタル
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11790535.html

 ここに出てくる1946年の昭和南海地震について、知らない人が多くいるのではないかと思われるのですが、日本列島では、この時期に連続して千人以上の死者を出す震災を経験していました。しかし、特に戦時中の震災については、情報統制が敷かれていたため、広く知られないままになっています(もちろん、現在は、災害研究者の間では知られています。政府は、昭和東南海地震とその一ヶ月後に発生した三河地震についての報告書をまとめています。「隠された大震災」という表現が使われています)。私たちの知識の中では、地震災害は、「関東大震災の次は阪神淡路大震災」ということになっているように思うのですが(あるいはその間に、1960年の「チリ地震津波」があるという方もおられるかもしれませんが)、誤りなのです。

 南海地震の後、1948年には、マグニチュード7.1、最大震度6、死者 3,769人の福井地震がありました。

1943年(昭和18年)9月10日17時36分 鳥取地震
 震源;鳥取県東部、マグニチュード;7.2、最大震度;6、死者1,083人
1944年(昭和19年)12月7日午後1時36分 昭和東南海地震(津波発生)
 震源;新宮市の直下30km付近(再決定)、マグニチュード;7.9、最大震度;7(推定)、死者1,223人(918人説もあり)
1945年(昭和20年)1月13日午前3時38分 三河地震
 震源;三河湾内地下、マグニチュード;6.8、最大震度;7相当、2,306人
1946年(昭和21年)12月21日午前4時19分過ぎ 昭和南海地震(津波発生)
 震源;和歌山県南方沖、マグニチュード;8.0、最大震度5、死者1,330人

 こうしたことについて知ったのは、河田恵昭さんの『津波災害』(2010年、岩波新書)でしたが、そこに出てくる昭和南海地震については、このように書かれていたのでした。

「1946年12月21日午前4時19分に起こった昭和南海地震による死者のデータを整理していて気がついたことがある。30歳代の女性に死亡率のピークがあり、40歳代や50歳代の女性より死亡率が大きいのである。何かの間違い、と考えてデータを見直しても変わらなかった。30歳代の女性の多くは乳幼児がいたため、避難が遅れた。冬の寒い季節だったから、ねんねこにくるんだりしている間に、あるいは一家の主婦として仏壇の位牌などを持ち出そうとして逃げ遅れたのである。夫や若者は一人でいち早く逃げたので助かった。(p.156)」

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